セントロの表情 [ブラジル]
ひとり旅で行く 52日間ぶらり南米旅行記
9/22|11日目
10時起床。この旅初めての遅い目覚め。朝メシを買いに行き、部屋に籠もり今後の予定を考える。当初の予定ではこのあとリオ・デ・ジャネイロに長距離バスで向かいそこから大西洋岸の町をジワジワと北上、アマゾン河の河口の町ベレンまで2週間ぐらいかけて移動するつもりでいた。しかし今はとてもとてもそんな気持ちになれなかった。長距離バスに乗りたくない。一昨日のブラジルショックが自分の気持ちを弱気にさせ、そんな状態でリオ・デ・ジャネイロに向かいたくないと思った。
こういった感覚は大切にすべきだと思う。裏を返せば一人旅ではこういった感覚が全てだ。そんなわけでアマゾンの町マナウスまで2,700kmを飛行機でひとっ飛びすることにした。その大きな転換に今ひとつ自信はもてなかったのですが今振り返ってみれば良い判断だったと思う。
photo by © HOSOI Toshiya
13時、航空券を購入しに2駅離れた日系の旅行会社へ歩いて向かう。いろいろと行きつ戻りつして(こういったことは付き物)数時間後、結局宿から5分の「さくら観光」でチケットをゲット。さくら観光の皆さまどうもありがとうございます!
photo by © HOSOI Toshiya
リベルダージから地下鉄で4駅ほどの中心地区(セントロ)まで歩く。この辺りの公園はストリートチルドレンや乞食も多く、露天でケバブサンド(オレンジジュース付きで1ヘアル)とか食べてると周りの人々の視線もキツい。そんな視線から逃げるように通り過ぎようとすると手の平で包むように持っていたタバコがパーカーに引火して裾が炎を上げて燃え出したのにはびっくり。公園を臨むドデカイ豪奢な彫像を眺めていると隣りの乞食が彫像に向かって立小便を始める。「へへへ」と思っている瞬間筋骨隆々の警官がこっそり近寄ってきてマッチ棒のようにヒョロッとした乞食の尻を「スパーン!」と蹴り倒し小便まみれにしていたのにもびっくり。
夕闇が色濃くなってきた公園ではシンナー吸ってるストリートチルドレンも現れはじめ、「よし、宿に帰ろう」と帰るモード。歩いて戻ったのだがリベルダージの入り口近くに辿り着いた時は何ともホッとしました。
Zeca Pagodinho
Grupo Revelação
CD屋でCDを物色。ブラジルのCD屋では店員と相談しながらCDを買う。こんなCDが欲しいと言うとあれこれと探し出してきて店内でかけてくれる。時には一緒になって歌いだす。押し付けがましい感じは全然なくて何とも楽しそうにセレクトしてくれる。なんて気持ちいい接客だ!欲しかったサンビスタのCDは結局なかったんですがその店員オススメのサンビスタの内、気に入ったのを2枚購入。
左のオッサンは大御所で名前は知っていたけども右の兄ちゃんたちは薦められて聞いてみないと購入はありえないジャケットです。
夜マイコとメシへ。マイコは明朝パラチーへ、オレはマナウスということで最後の食事を楽しむ。たらふく食べて飲む。
posted by: トシ★細井
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