HOME南米の南米旅行ウシュアイアはユルユルの手作り博物館だらけ[パタゴニア]

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ウシュアイアはユルユルの手作り博物館だらけ[パタゴニア]


10/29|48日目
ひとり旅で行く 52日間ぶらり南米旅行記

10/29|48日目

8時起床。歯を磨いてUKの人々と朝ごはん。食後、皆が外出の準備やお昼の弁当作りで慌ただしく動き回る。今日でウシュアイアを発つので皆に別れのあいさつをする。皿を洗っていて両手に泡をつけていても、頬を合わせて挨拶ができるのってステキね。UKの人々はスザンヌの言葉を借りればとてもラブリーな人々。独り者の旅行者にとても気安く接してくれました。

DCimges 1935
photo by © HOSOI Toshiya

DCimges 1936
photo by © HOSOI Toshiya

今日はウシュアイアの街を午前中だけ観光して午後一番の飛行機でエル・カラファテへと飛ぶ。まずは宿から徒歩5分ほどの世界の果て博物館 Museo del Fin del Mundo へ。世界の果て博物館のスタンプは、世界旅行者がパスポートに押したいスタンプのひとつ。ペルーのマチュピチュのスタンプと並んで有名です。
今は絶滅してしまったウシュアイアの先住民族ヤマナ族に深く感銘を受ける。ヤマナ族のセレモニースタイルはボディペインティング。土着宗教の色合いを感じさせるプリミティブなペイント。征服民であるスペイン人たちの撮影する粗い粒子の写真の中で、どのような気持ちでいたのだろう。東洋人のような顔立ち、こんな寒い地域で裸ですね。ヤマナ族の陶製のフィギュアを購入。

DCimges 1942
photo by © HOSOI Toshiya

yamana.jpg
photo by © HOSOI Toshiya

道を隔てて向かいのムンド・ヤマナ博物館 Museo Mundo Yamana へ。ここは手作りの博物館。中学生の自由研究レベルのひどい展示物。模造紙にへたくそな地図と字ばっかり。しかもスペイン語表記なので、3分で回れちゃう。8ペソは高いね。ずっこける。ずっこけつつも憎めない。

DCimges 1985
photo by © HOSOI Toshiya

飛行機の時間が近づき、宿に荷物を取りに行くと強風のため飛行機が1時間半遅れているとのこと。それではと宿のそばの監獄博物館 Museo del Presideto & Museo Maritimo へ。僻地であるウシュアイアにはアルゼンチンの一般犯罪者、政治犯が多数送られていた。その元監獄を再利用した監獄は雰囲気があって見応えのある博物館。謎の手作り展示物も多し。デジカメの電池が切れて、データ容量もフルになってしまったので一度博物館を出て乾電池購入やデータ移行を行う。バタバタと博物館に戻ると、15分で展示物を見て周り、大慌てで空港行きのタクシーに乗り込む。

DCimges 1983
photo by © HOSOI Toshiya

離陸まで数分というタイミングで空港に到着。急いで搭乗手続きを行うが「強風で更に1時間半出発が延びてますよ」と係官がのんびりと答える。恐るべしウシュアイアの強風。何もない空港で時間を持て余していると、昨日ティエラ・デル・フエゴ国立公園で出会ったスペイン人の大男二人と遭遇。搭乗ゲートではクルーズツアー、マルティナル氷河で出会ったカップルにも出会う。この小さな町では観光客のまわる場所も限られてくるのだろう。
もう4時。まだまだ飛行機は出発しないだろうと高をくくってキルメスの500mlを注文。すると搭乗が始まる。キルメスを一気飲みしてほろ酔い状態で飛行機へ。飛行機内ではグッスリと眠ってしまう。

DCimges 2013
photo by © HOSOI Toshiya

エル・カラファテ El Calafate には1時間程度のフライトで到着。空港から街までのエアポートバスは存在しないとのこと。飛行機の乗客は皆ホテルの送迎バスに乗り込んでいる。乗せてくれとお願いしてももちろん断られるわけで、空港に一人ぽっちになる。仕方なしにタクシーで町へ、28ペソ也。皆がホテルを決めているとは思えないし、ホテルを決めていない貧乏人がタクシーを利用するとは思えないのですが、ほかに方法も思い浮かばず。

バックパッカー宿 Albergue Hostal Lago Argentino で降ろしてもらい、ドミトリーにチェックイン。部屋はほかに客がいないので独占状態。荷を解きガイドブックで町の情報をお浚いして宿を出る。バックパッカー宿の近辺は寂れたエリアで怪しげで小汚い親父がガンジャくれと声かけてきたりするのですが、町を分断する長距離バスターミナルの向こう側は、それはもうきれいな観光地。大通りを闊歩するのは破顔する観光客ばかり。クリスマスの飾り一色の街を歩くような居心地の悪さを感じつつ、ツアー会社をまわる。

エル・カラファテと言えば何はなくともペリト・モレノ氷河 Glaciar Perito Moreno 。氷河をまわるツアーは様々なオプションが用意されている。接客の気持ち良い3件目のお店で参加申し込み。このツアーを最後にブエノス・アイレス、ヒューストン、成田とトランジットを繰り返して旅を終えるのでの、少し贅沢に氷河の上を歩くオプション付きツアーに参加。250ペソ也。明日のツアーはお弁当持参。スーパーでサンドイッチなぞを購入。手袋もやっと購入し、ピザ屋で夕食。疲れていたのか9時過ぎには寝てしまう。

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posted by: トシ★細井

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