無料で見れるチリ映画|マチュカ 〜僕らと革命〜
劇場未公開作「マチュカ 〜僕らと革命〜」が無料上映です。2009.12.18よりDVD発売されたらしいのですがせっかくなのでセルバンテス文化センターの大画面でどうぞ。
© Wood Producciones / Tornasol Films
無料に弱いです、、ということで市ヶ谷にあるセルバンテス文化センターの土曜映画上映会で見てきましたYO!トレーラーはこちら。
チリ、1973年。高級住宅地に住むゴンサロ・インファンテと、貧民の不法移住地区に住むペドロ・マチュカはそれぞれ11歳。格差社会の中で、近くて遠かった二人の家、二人の世界。
1970年に誕生した社会主義政権が格差是正に取り組み、貧民街の子供達も私立学校に通えるようになって、二人はようやく出会う。互いの境遇の違いに驚き、子供らしい発見に満ちた経験を通じて友情を育む二人。
しかし、アメリカの支援を受けたピノチェト将軍のクーデターは、改革への期待に満ちた社会と、小さな友情の輪を叩き壊すべく準備されていた。チリ映画の最高傑作!
via 第4回 スペイン・ラテンアメリカ映画祭 上映作品 『 マチュカ 』
2007年の「スペイン・ラテンアメリカ映画祭」で上映されたことがあるそうで、いわゆるDVDスルーというやつですね。
先々週より3週続けて土曜日に上映されているそうです。ちょっと改めて考えてみたのですがチリ映画ってなかなか見ないですよね。ググってみたところチリ出身のアレハンドロ・ホドロフスキーぐらいでした。(アレハンドロ・ホドロフスキーが出てくる自分に残念。。)
© Wood Producciones / Tornasol Films
映画自体は既視感のある非常に盛りだくさんな内容の映画でした。論理を飛ばすと日本とチリは片腕しかなく欧米は両腕を持っているのだなと思いました。
チリ。1週間ほどしかいませんでしたが南米訪問国の中で一番安心のできた国です。正面を見れば海!ふり返れば山!そんな国が30年前はピノチェト政権のもとファシズムの嵐が吹き荒れていたんですね。(by Wiki)
チリ独特の映画というよりはどの国でも起こりうる相似形の歴史といった面持ち。チリ映画を見て南米大陸を見てしまったブログを見つけたので共感を持って引用。
今日のワシントンポスト紙一面に、大きく南米ボリビアの大統領選挙結果の記事が出ていた。 エボ モラレス(Evo Morales)新大統領勝利は確実になりそうだ。
麻薬コカインの原料にもなるコカ農民出身者で、貧しい人々を助けるための草の根運動を積極的に推進してきたモラレス氏。
南米のボリビアでは、1982年に軍事独裁政権が終わり、それ以来始めて選挙で選ばれた強い政権の誕生が確実視されているのだ。
社会主義を謳ったマラレス氏が、公約どおり、大々的経済改革並びに政治改革を実行するのか、外国並びに投資家の懸念を取り除くため、寄り現実的路線を採用するかを、これから世界が注目する事になりそうだ。
世界の目が中近東問題に注目している間にも、南米の多くの国々、ブラジル、ボリビア、チリー、アルジェンチン、ウルグアイ並びにベネズエラ、ホンドラスなどが社会主義政権に変化してきている。
via アメリカから こんにちは!
来週1月23日土曜日17時の回で終わりですので興味のある人はぜひ!!
- 2009年ゴヤ賞最優秀スペイン語外国映画賞
『マチュカ 〜僕らと革命〜』
オフィシャルサイト原題:MACHUCA
監督:アンドレス・ウッド
製作:マムン・ハッサン、ヘラルド・エレロ、アンドレス・ウッド
脚本:エリセア・アルトゥナガ、ロベルト・ブロッドスキー、マムン・ハッサン、アンドレス・ウッド
音楽:ミゲル・ミランダ、ホセ・ミゲル・トバール
撮影:ミゲル・ジョアン・リッティン
出演:マティアス・ケール、ゴンサロ・インファンテ、アリエル・マテルナ、ペドロ・マチュカ、マヌエラ・マルテッリ、シルバナ
製作国:2004年 スペイン・チリ
上映時間:118分
© 2004 Wood Producciones / Tornasol Films
posted by: トシ★細井
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