南米のチリ
中南米スイッチ - 気ままな中南米旅行記 -
旅音 × インド|写真展 「INDIA IS GREAT」|お土産市 「SOUVENIR FROM INDIA」
笑ってコラえて聖夜版 所&さんま...に加え!寂聴さんや金城武さんもやって来ちゃうSP
帰国[日本]
ラテンアメリカ 光と影の詩 [パタゴニア]
6時起床。チェックアウトの準備をして階下へ。フロントには昨晩お願いした洗濯物の山がキレイにたたまれている。うれしいね。ボインの姉妹よ、ありがとう。これでもう帰国まで洗濯をしないで済みそうだ。
朝のプンタ・アレーナスの町をバス停まで歩く。予想どおり出発時刻の7時半を少し遅れてもバスはまだ来ていない。
はあぁるばる来たぜ、パァタゴニア〜[パタゴニア]
5時半に起きてチェックアウト。ロビーにある本棚に読み終わった開高健の文庫を残し、代わりに別の文庫を拝借。まだまだ真っ暗な町中をバス停まで歩く。ホットコーヒーを片手に寒さに震えながらバスを待つ。アルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港 Aeropuerto Inteanacional Arturo Merino Benítez まではバスで40分ほど。今日はサンティアゴからチリの南端プンタ・アレーナス Punta Arenas までのフライト。発券手続きを済ますと空港の外でタバコを一本。視界の先には淡く厳かに連なる山脈が朝靄の中に浮かび上がっている。息をのむ美しさ。
久しぶりの大都市[チリ]
サンティアゴ行きのバスはプルマンのセミカマ。今まで乗り継いできた長距離バスの中でも一番良いクラスのバス。座席のシートが革張りになっており、夜は座席をガッツリ倒せる。若い男性の添乗員がいて枕と毛布の貸し出しをしてくれる。ただし朝は寝ていようが微睡んでいようが構いもせずにカーテンを開けて、枕と毛布の回収が始まる。
青白く澄み切った冷たい朝。ドライブインで顔を洗い、露店で甘い甘いホットコーヒーを啜る。ラ・セレナ近郊の町で隣りの席の初老の男性が降りる。
今後の予定をじっくり考え込む。イースター島に行くつもりでいたけれど昨日ニコレッタのメールを読んで気分はすっかりパタゴニア。旅の方針が固まると、車窓を流れる景色を楽しむ余裕が出てくる。
アントファガスタの優しき人々 [チリ]
9時起床。シャワーが水しか出ないので昨日一緒にお酒を飲んだ面長の兄ちゃんを起こして火を入れてもらう。そこへ宿のおばあちゃんが登場。「あんた、昨日電気つけたまま寝たでしょ」と怒られる。日本とは違ってチリでは山を越えて電気を引っ張ってくるのよ、とクドクド怒られる。パスポート番号を教えてちょうだい、と言うので昨日伝えましたよと言うと「あらまぁ」といった様子。言い方はきつい感じだけれども雰囲気が何ともカワイイおばあちゃん。昨晩べろべろに酔っ払った兄ちゃんそっくりのアホな小5も登場。カンフーしながら近づいてくる。空手はやったことないよと言っても信じてくれない。
町に出て今晩8時のバスチケットを購入。宿に戻り荷物をまとめてサンティアゴへ向かう旨伝えると、おばあちゃんは一転さみしそうな表情を浮かべ、「ありがとう」と日本語で言うのだ。カワイイじゃないか!
100km先の道を見る [チリ]
6時起床。寝ぼけ眼でチェックアウトの準備をしながら、ナニに別れの挨拶もできずに寝てしまったことに気付く。夕食にステーキを食べることもできなかった!つまらないツアーに参加したばっかりに、と悔いる気持ちが止めどもなく溢れる。タクシーを呼んでもらい、急いで荷物をまとめて、まだ薄暗い中をターミナルへ向かう。
ターミナルに到着。5分でクロワッサンとコーヒーの朝食を取り、バスに乗り込む。「おいおい、日本人5人目だよ」と運転手が目を丸くする。
7時出発。行き先はチリのアントファガスタ Antofagasta 。隣りの席はアルゼンチン女性。切符売りのオッチャンの根回しです。年は2コ下。パジャマみたいなスエット着てます。