HOME南米の映画/南米の総合熱帯雨林のチェルノブイリ|サポート、エクアドル(署名協力)

広告: 文野旅行社 - BUNNO TRAVEL


熱帯雨林のチェルノブイリ|サポート、エクアドル(署名協力)


「CRUDE」とは原油という意味。
© CRUDE: A Joe Berlinger Film

「CRUDE」とは原油という意味。

急いでる方はこちら
Hi-ReS!」という10年のキャリアを持つロンドンのWEB制作会社さんがありまして、WEB黎明期から実験的で印象的な仕事をたくさん手がけていた会社さんです。

現在もたくさんのビッグクライアントを抱える第一線級の会社さんで、彼らのブログをチェックして、インスピレーションのお裾分けをいただくのが私の日課です。
ブログでは流行り廃りに囚われない様々なアート、スピード、テクノロジー情報を不定期にぶっきらぼうに投げかけてくれるのですが今日は珍しい感じの記事内容でした。数年に渡ってブログを読んでいますがこんなに長い文章が書かれているのを見たことがなかったので読んでみました。

Support Ecuador

In 1964, Texaco (now Chevron), discovered oil in the remote northern region of the Ecuadorian Amazon, known as the "Oriente." The indigenous inhabitants of this pristine rainforest, including the Cofán, Siona, Secoya, Kichwa and Huaorani, lived traditional lifestyles largely untouched by modern civilization. The forests and rivers provided the physical and cultural subsistence base for their daily survival. They had little idea what to expect or how to prepare when oil workers moved into their backyard and founded the town of Lago Agrio, named for Texaco's birthplace of Sour Lake, Texas. The Ecuadorian government had similarly little idea what to expect; no one had ever successfully drilled for oil in the Amazon rainforest before. The government entrusted Texaco, a well-known U.S. company with more than a half-century's worth of experience, with employing modern oil practices and technology in the country's emerging oil patch. However, despite existing environmental laws, Texaco made deliberate, cost-cutting operational decisions that, for 28 years, resulted in an environmental catastrophe that experts have dubbed the "Rainforest Chernobyl."

Sign the petition:

via Hi-ReS! Feed

以下翻訳してみました。

サポート、エクアドル

1964年、テキサコ社(現在のシェブロン社)はエクアドルのオリエンテ地方北方のアマゾンで油田を発見します。
そのアマゾンの原生多雨林で暮らす原住民、コファン族、シオナ・セコヤ族、クシュマ族、ワオラニ族は近代文明とは全く接触のない伝統的な生活を送っていました。
彼らはジャングルの木々や川から必要最低限の生活を送れる程度の物質的、文化的恩恵を享受していました。
そんな彼らなので、森に石油採掘者が進入してきても、予測しておくべきことや準備しておくことなどにまるで考えが及びませんでした。そして石油採掘者はテキサコ社の設立地、テキサス州ソウアー・レイクにちなんで命名されたラゴ・アグリオ(スペイン語でソウアー・レイクの意)という町を建設しました。
アマゾンの熱帯雨林の中で油井を掘るという経験を過去に経験していなかったため、エクアドル政府も原住民と同様に何をどうすれば良いのか考えを持ち合わせていませんでした。
エクアドル政府は、近代油井開発技術と国内石油産業で得たテクノロジーで持って半世紀以上の経験がある米国の会社、テキサコ社に油井開発を委ねました。
しかしながらテキサコ社は環境に関する現行法令を全く無視して、28年間に渡って意図的にコスト削減の業務方針を執っていました。その結果、専門家が「熱帯雨林のチェルノブイリ」と呼ぶほどの最大級の環境公害となっています。

陳情書にサインを。

ということで政治的な内容でした。このブログにしては初めてのことです。
殊、「熱帯雨林のチェルノブイリ」という言葉がひっかかりまして、ちょっと調べてみました。

テキサコ社は1972-1992年に180億ガロンの汚染排水を不法に投棄し、近隣住民の健康被害や密林汚染を引き起こしました。180億ガロンは680億リットルです。農民、先住民族がシェブロン社(テキサコ社を2001年に買収)を相手取り、10年近くにわたって米国で訴訟を起こそうとしましたがシェブロン社の妨害もあり、結果的に米国の裁判所はエクアドルに管轄権があると判断。訴訟はエクアドルの司法に委ねられました。この時点でもう2003年。
で、その後もシェブロン社は数々の妨害活動を行い、担当のヌニェス判事の汚職疑惑を映し出したビデオテープを秘密裏にエクアドル司法諮問委員会に提出。ヌニェス判事は裁判を担当することを中止させられていました。そして2009年の9月、エクアドル司法諮問委員会は「どのような結果にせよ裁判の担当を取り消すことはあり得ない」という声明を出したそうです。

もうこれで18年経過。これはシェブロン社の戦略で純粋な住民訴訟団体である原告に長期の裁判は資金的に耐えられないと読んでいるわけですね。ちなみにシェブロン社はスーパーメジャーと呼ばれる世界で5番目に大きい石油関連企業なのでこんなことは赤子の手を捻るようなことなのかもしれません。今回の裁判で負けても上告して時間を稼ぐのが目に見えています。
しかもなんとエクアドル政府は98年の段階で米政府に対してシェブロン社の責務を免除するサインをしてしまっているそうです!現在のエクアドルのコリア大統領はベネズエラやボリビア、ニカラグアと同様に反米左翼政権を指向しているため、より強気な姿勢を見せていますが。
シェブロン社は目下、エクアドルでの訴訟をオバマ政権に仲裁してもらうべくロビー活動を行っていると伝えられいます。

参考)シェブロン、「エクアドル司法の決定に従わない」(その1)
参考)シェブロン、「エクアドル司法の決定に従わない」(その2)


crude_film02.jpg
© CRUDE: A Joe Berlinger Film

CRUDE - THE REAL PRICE OF OIL

2009年にこの問題を扱ったドキュメンタリー映画をジョー・バーリンジャー監督が制作。前述のYouTube動画がそのトレイラーになります。映画タイトルの「CRUDE」とは原油という意味で「ガソリンの正しい値段」という副題が付いています。日本では公開されていませんが奇遇にも2010年2月23日にDVDが発売されるそうです。

オフィシャルサイト

「コファン族の人たちはすぐ目の前に川があるのにもかかわらず、ツナ缶を食べていた。なぜならその川の魚は汚染されていて食べることなんてできなかったからね。住む場所を汚染された彼らの現状を目の当たりにして、背を向けるなんて僕にはできなかった」

via 先住民vs. 石油大手シェブロン!16年も続く環境裁判を追ったドキュメンタリーが完成!

「ジャングルで撮影していたときは、誰にも名前を告げなかったんだ。あくまで、ローカルのニュース・メディアの一員としてカメラを回していたんだよ。なぜならコロンビアとの国境付近にはゲリラ組織がウジャウジャいるんだ。シェブロンがゲリラを味方につけて、誘拐や殺人などがあってもジャングルではわからないからね!シェブロン訴訟とは別に、個人的に訴訟を起こした人が失踪した事件もあるくらいだから......」

ジョー・バーリンジャー監督の心配も頷けて、アフリカ最大の産油国ナイジェリアの産油地帯「ニジェール・デルタ」ではシェブロン社に雇われた軍隊により、デモを行っていた活動家2人がヘリコプターから狙撃されたそうです。で狙撃された傷が原因で2人は亡くなったそうです(米wiki)。米政権が経済制裁を行っているミャンマー軍事政権下でも、石油利権を求めて軍事政権を潤すパイプライン建設に着手しているそうです。
世界観が「24」です。。

ChevronToxicoの署名運動

で、はじめに話は戻るのですがHi-ReS!ブログで転載されていたものは「ChevronToxico」というサイトでお願いしている署名活動への誘導だったようです。

chevron-toxico-logo.gif
ChevronToxico | The Campaign for Justice in Ecuador

chevron-toxico-cap.gif
右上赤枠内に名前とメアドを。

赤枠内には以下のように書かれています。

MR. WATSON:
DO THE RIGHT THING!

On January 1st, Chevron board member John Watson took over as the new CEO. With Mr. Watson taking the helm at Chevron, he has an opportunity to show leadership by dealing with the crisis in Ecuador.

Please sign this petition to Mr. Watson asking that Chevron finally do the right thing in Ecuador.

MR.ワトソン、正しいことをしれ!!

新年1月1日、シェブロン社の役員であるジョン・ワトソン氏は新しいCEOに就任いたしました。 今後シェブロン社の舵を切るワトソン氏にはリーダーシップを発揮するチャンスがあります。エクアドルの危機に対処することで。

シェブロン社が最終的に正しいことをするようにワトソンさんに頼むので、この陳情書にサインをしていただけませんか?

私はサインしました。
長文、読んでいただいてありがとうございます(転載推奨)。


=======================================
もっと詳しく知りたい方は以下、関連情報をどうぞ。

エクアドルの先住民と米大手石油企業のシェブロンとの戦い
国務省がシェブロンに「アカデミー賞」の怪
エクアドルの裁判は悪い裁判

posted by: トシ★細井

南米情報をお寄せください。編集員も募集しています。


● アグイジェ.netにカンパ

関連記事


トラックバック

コメントくださいな
● 名前
● Eメール
● URL
● コメント
● キャッシュ


● サイトマップ_南米情報


このページのトップへ