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南米時間の功罪 [ブラジル]


10/2|21日目
ひとり旅で行く 52日間ぶらり南米旅行記

10/2|21日目

6時半ごろ目を覚ますが9時までウダウダと体を休める。腹の具合はまだおかしいが熱は完全に下がって36度2分。ヴェロペーゾ市場 Mercado Ver-o-Peso へ向かい、ココナツジュースと揚げパンで全快を祝う。朝の市場は色鮮やかな果物が立ち並び、油ギトギトの肉の塊や干した魚の匂いがキョーレツ、歩くだけで食欲が失せてくる。その匂いに釣られてたくさんの小蝿や不潔そうな禿げ鷹が群れを成している。

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photo by © HOSOI Toshiya

ベレンはアマゾン河河口で起きるポロロッカ Pororoca という波が逆流する自然現象や世界最大の中島、マラジョー島 Ilha do Marajó が有名。スケールのデカイ話、ポロロッカは東京から三重までの距離を逆流、アマゾン河に浮かぶマラジョー島は何と九州よりデカイ!

10時近くになったのでブラジル銀行へ。ここは空港並みのセキュリティで、行内に入る前にポケットの中の小銭やデジカメを預け、金属探知機で検査を受ける。警備員が構える無骨な拳銃に恐れ戦く。頼むからホルスターに入れておいてくれー!
そんなわけで銀行内に入るにも時間がかかり、入ったら入ったでチョーのんびり対応。1時間待たされてドルの換金額を教えてもらい、次のセクションへ向かうと更に1時間待たされそうな長蛇の列。南米時間つーことですな。諦めて銀行を出る。ホテルの兄ちゃんにお勧めの両替商を教えてもらいサクッと換金。レートが良かったので40ヘアイスお得也。

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photo by © HOSOI Toshiya

両替商の真ん前から市バスが出てたのでオラッと飛び乗り、長距離バスターミナルへチケットの購入に向かう。市バスの運ちゃんは粋なヤツでオレがバスを降りてからもバスターミナルまでの道をクラクションで指し示してくれる。
そんなわけでベレンでは一切の観光はせず、今晩のバスで一気にサルバドールへ向かいます。なぜなら5日後の週末までにはリオに辿り着いて、マラカナン・スタジアムでフッチボーが見たいから。
長距離バスとは良く言ったものですが、サルバドールまで40時間乗りっぱなしジャーマン。ん~こんなにバス乗んの人生初だな。チケットは236ヘアイス

ベレンは雨の街。蒸し暑い街中を歩いているとザッと天気雨が降り、すぐにまた晴れる。アマゾンのスコールのように夕暮れ時にまとめて降るわけではなくて、繰り返し降ったり止んだり。路面は常に濡れていて、人々は面倒なのか傘を差さない。歩いているうちに汗だくになり、宿でシャワーを浴びてそのままチェックアウト。

事前にもらっておいた小包用のボックスにハンモックやお土産を詰め込み日本に送ることに。
郵便局の扉の鍵を開けてもらうと80平米ほどのガランとしたフロアに机が4つほど並んでいる。ただ実際に使われているのはひとつだけの様子。その机に座した上品な細面のオジサンが目でオレを呼ぶ。先客かなぁと思っていたパイプ椅子のジイサン2人は単なる暇つぶしのご様子。
局員、ジイサン2人とオシャベリをしながら小包と絵葉書の配送の手続きを進める。基本的に皆さん暇なので「ボックスの中身は何だ?」「このお土産はどこで買った?」「いくらだった?」、でオレがそれに答えるたびにホホーと3人でわかったように頷く。
街のムッとした喧騒から逃れ、のんびりとした穏やかなやり取りを続ける。この局員はベレンの街中では不釣合いな背広を着て、日がな一日ジイサン達と会話をし、時々荷物の配送手続きをする。郵便局前では同じように背広を着た青年が入り口扉の鍵係として人が来ると鍵を開け、局内に入ると閉める。南米では皆に仕事を与えるために皆が暇だ、というのは乱暴なまとめ方かしら。
日本までの郵送は小さめの段ボール1箱、96ヘアイス。チョイ高だけど致し方なし。バックパックが若干軽くなったしね。握手を交わして郵便局を出るともう夕方。行員に教わった日本料理屋は見つからなかった。食事はビールで誤魔化し、バッタリ出会ったドイツ3人娘に別れを言い、バスターミナルへ向かう。

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photo by © HOSOI Toshiya

バスターミナルでバスを待っていると見覚えのある男の子が声を掛けてくる。目を上げるとフェリーで何度か見かけた家族が手を振っている。そこはチケット購入者専用の小さな待合室。若い夫婦が屈託のない笑顔で迎えてくれる。
サンドロファミリーはとてもやさしくて、ミネラルウォーターを買ってくれたり、お菓子を分けてくれたりといろいろ世話をしてくれる。そしてお金を払おうとしても頑として受け付けない。
そんなわけでサンドロファミリーメンバーと行く40時間長距離バスツアーに参加。冷房の強いバス内にイヤ~な気持ちでいたらタオルケットを貸してくれた。病み上がりも手伝ってか、シミジミと嬉しい。オレも旅人には優しくしよう!と思う。

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posted by: トシ★細井

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